歯医者さんと聞くと、なんとなく不安なイメージを持たれる方は多いはず。
「どんな治療が行われるのか?」
「本当にいい治療をしてくれるのか?」
「本当にまかせて大丈夫なのか?」
そんな患者様の疑問や不安を取り除き、患者様と歯科医院の橋渡しをするのがクリニカルコーディネーターの役目です。歯科医師が治療のプロであるならば、クリニカルコーディネーターは患者様の「心の声を聞く」プロフェッショナルスタッフなのです。
なぜ、クリニカルコーディネーターが必要?
「クリニカルコーディネーター」は日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、アメリカのクリニックでは、患者様とのコミュニケーション役を果たす専門スタッフとして欠かせない存在になっています。 なぜ、クリニカルコーディネーターが必要なのでしょうか? 患者様と歯科医師との間で、コミュニケーションが常にうまくとれていれば問題はないのですが、そうでない場合も多々あります。 歯科医院に限らず、患者様にとって医師は、「声をかけづらい」「話しにくい」イメージを持たれているからかもしれません。
一方、医師側からみれば、全ての患者様に100%対応することには限界があります。 クリニカルコーディネーターの役割は一言でいえば、「患者様と歯科医師の橋渡し」。 患者様と医者(医院)双方とのコミュニケーションのギャップを埋めることを目的とし、両者の間に立って、患者様の思いや医師の思いをそれぞれに的確に伝えていく役割を担っています。
患者様にとってのメリット
これまでの歯科医院は、患者様にとって十分に満足できる提案をしているとはいえない部分がありました。 「もっと情報がほしい」「もっとケアしてもらいたい」「もっと丁寧な説明をしてほしい」。 このような患者様のお口の悩みや治療に関する要望に対して、歯科医院は必ずしも的確に応えてこれなかったかもしれません。 クリニカルコーディネーターは、このような患者様の思いや要望をいち早く見つけ、患者様一人一人に丁寧に対応します。
クリニカルコーディネーターの導入により、患者様は治療方法や治療費などに関するより多くの情報を知ることができ、安心・安全で最適な治療が受けられというメリットがあります。
1.歯科医師の治療方針や技量がわかる。
どんな方針で、どんな治療を行い、どのような症例を扱ってきたのかなど、担当歯科医師のキャリアを事前に知ることができ、治療前の不安が解消されます。
2.院内施設や治療プロセスを具体的に把握できる。
ご要望に応じて、歯科医師の治療室や技工室、消毒室などの院内施設を実際に見ることができ、治療の流れや治療内容を具体的に把握できます。
3.治療の開始から終了まで、治療に関する細かな説明が受けられる。
医院のプロフィール、治療期間や費用はもちろんのこと、治療を受けることでどのような問題が発生しどんな対処をするのか、またその治療法によってどのような満足が得られるかなど、治療に関する様々な疑問や質問に対して説明を受けることができ、治療内容や治療効果がより明確にイメージできます。
クリニカルコーディネーターの業務
●既応症とニーズの確認(心の声を聞く)
●治療計画の説明
●保険と自費の違いについての説明
●各種書類の作成(お見積り・請求書・時間の決定・お支払い方法・・・etc)