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歯科Q&A
- 2002年07月14日
- [ 歯周病 ]
相談- とても恥ずかしいんですが、歯槽膿漏のなっているようなんです。以前、歯医者に通っていた時から歯磨きなど注意を受けていたんですが、いつも夜歯を磨いたあとにまた何か食べてしまいその後めんどうで、歯磨きせずに寝るという生活を続けております。しかも歯医者に通うのが面倒で、治療中にも関わらず勝手に歯医者に行かなくなってしまい、最近歯と歯ぐきが痛み出しよ～く見てみると、歯茎が薄くなり歯がグラグラしていました。こんなになってしまい、歯医者に行くのも恥ずかしく。歯槽膿漏は治るものなのでしょうか？
回答- まず、歯槽膿漏（歯周病とも言います。）について簡単に説明させてください。歯槽膿漏は歯と歯茎の間の隙間（歯肉溝）に溜まった食べかすに集まった細菌(歯垢）によって引き起こされます。この細菌の毒素により歯肉溝はどんどん深くなっていき、歯周ポケットという病的な溝になってゆきます。この溝は放置しておくとさらに深化し、やがて骨や、歯と骨をつないでいる歯根膜という組織を破壊してゆきよって歯茎が下がり、歯がゆれだし、やがて抜け落ちてしまう病気です。結論から言ってしまえば歯槽膿漏は治りにくいです。この治らないというのは破壊されてしまった組織（歯茎、骨、歯根膜など）は完全には基どうりには戻らないということです。では、我々歯科医がどの様に歯槽膿漏の治療を行っているかといえば、歯槽膿漏の進行を食い止める治療がメインであるのが現実です。さらに、この歯槽膿漏を食い止める一番の薬が「毎日の歯磨き」なのです。歯磨きをせずに寝てしまっているらしいですが、この行為は最も歯槽膿漏を進行させてしまいます。
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